コラム その2

コラム その2

就職先の規模や場所より自分の「人生」を軸に

東川 正朗氏

元三重大学学務部就職支援チーム課長
東川 正朗氏(取材は平成29年1月に実施)

就職支援の専門家が語る企業選びの目

行きたいと思える企業と出会うためには

私は、三重大学の就職支援チームで課長をしています。学生たちには、心から「行きたい」と思える企業と出会ってほしい。そのために、大学では、就職ガイダンス、就職相談、面接対策、保護者説明会などを行っています。特にダイアリ-付のオリジナルの「就活手帳」は、就活のバイブルです。

インターンシップやエントリーする企業を選ぶ時、名前を聞いたことのある大手企業にばかり目が向きがちな学生がいます。しかし、実は三重県内に、業界でトップクラスの実績をもつ企業があるんですよね。それを知らずにいるのはもったいないと思いませんか。学生には様々な可能性を探る企業研究をしてもらいたい。知る人ぞ知る力のある企業や、これからグンと成長することが予想される企業。そういう企業とも良い出会いをしてほしいんです。

東川 正朗氏「行きたいと思える企業と出会うためには」

「都市か?地方か?」という問題も同じです。大切なのは、「どこに」就職するかではなく、就職して「何が」したいか。自分がどのように働くか、どのように人生をおくりたいのかを決めてあれば、それに合う就職先の規模や場所を自ずと選べるはずです。都市部でしかできないこともあるかもしれませんが、目を広げてみたら、地方にいてもあなたの夢は叶うかもしれませんよ。

企業の大小や場所といった表面的な要素ではなく、あなたが何をしたいのか本質的に見極めてみてください。その上で自らのキャリアについて、具体的なビジョンを常に持つことが大切です。

みなさんを「支援したい」大人を頼ってほしい

学生が好きなんですよね。就職支援をしていて、就活生の顔つきが変わる瞬間を見られるのが本当に嬉しい。面接でうまく話せないと悩んでいた学生が、笑顔で内定をもらったと報告に来てくれる。学生から大人へと一歩一歩進んでいく姿を見られるなんて、こんな楽しい仕事はありません。だから、学生のみなさんが達成感を持てるようにサポートしたいと考えています。就職活動には不安も少なくないでしょう。そして、卒業して就職先で、きっと悩むことはあると思います。それでも、苦しんで乗り越えるからこそ成長がある。成長する喜びや楽しさを学生時代にも感じてもらいたいです。

そんな風に考えている大人が、私以外にもたくさんいます。安心して頼ってください。ひとりで不安を抱えずに、いろいろな就職支援を活用してもらいたいです。相談することで、見えてくるものもありますよ。