大学生のアイデアが企業を変える

大学生のアイデアが企業を変える

「課題解決型インターンシップ」という言葉を知っていますか?企業が抱える様々な課題を、学生とともに解決をめざします。学生の発想が事業の発展を加速させる。そんな事例をご紹介しましょう。

酢の老舗が挑んだ新商品開発

酢の老舗が挑んだ新商品開発
三重県津市の山二造酢株式会社は、100年続く酢の醸造蔵。地域に根ざした老舗企業です。酢の消費量が、三重県でも全国的にも下がっていく中、新規事業による経営の立て直しを図りました。それが「飲む酢」の開発。「飲む酢」は、農家からの野菜や果物を活用した酢のドリンクを作るというものです。
山二造酢は、この「飲む酢」を販売し始めるが、新商品を広めるにはマンパワーが不足していました。事業としてはまだ試行段階。新しく人を入れるという決断も難しい状況だったといいます。

インターンシップが打開策に

そんな時に知ったのが課題解決型インターンシップの制度でした。インターンシップ生に、「飲む酢」のプロジェクトを進めてもらおうと考えたのです。当時、この事業はひとりの社員だけで進められていました。協力農家の開拓、製品開発にと手一杯…。そんな状況は、インターンシップの大学生がやってきたことで一変します。
学生に与えられたミッションは、農家への営業とサンプル開発。やっていることは正社員となんら変わりません。社員ひとりで進めてきたことを人に伝えたことで、社内での仕組みづくりが飛躍的に進みました。その後、このプロジェクトは一部署を設けるまでに成長します。今では、企業の屋台骨のひとつと呼べるまでになりました。学生の挑戦が、企業の新しいステージを切り開くきっかけになったのです。

地域の好循環の原点に

インターンシップが、企業の新しい事業を後押しする。そうして企業が元気になることで、地域の産業全体に事業革新の波が波及していくことがあるといいます。それはまた、優秀な若者が地域の企業で経営者の右腕として活躍するチャンスの創出につながることも。そんないい循環を地域で生み出すきっかけに、課題解決型インターンシップがなるかもしれません。

三重U・Iインターンシップ推進協議会について