企業に伝えたい「インターンシップのススメ」

一般社団法人わくわくスイッチ代表
中村 憲和

企業のイノベーションのきっかけに

現在、三重県には80,000もの企業があります。けれど、そのうちインターンシップの受け入れ体制を整えているのは100社にも満たない。これは、とてももったいない状況です。
インターンシップは、第一に企業にイノベーションを起こすきっかけになります。新規事業の立ち上げ、商品の改良、新たな顧客の開拓…こうした挑戦の契機にインターンシップがなり得るのです。
アイデアがない、人手が足りない。様々な理由でチャレンジに二の足を踏む中小企業は少なくありません。一方で既存の業務にも追われながら、打開策を打てずにいる。それでは、新しい人材の獲得も難しくなってしまいます。
そんな時、インターンシップが新しい風を吹かせてくれるかもしれません。学生目線での斬新な発見とそれに伴う行動は、社員では起こせない変化を職場にもたらしてくれることがあります。

社員育成、定着率アップ、口コミ…良いことは様々に

インターンシップの良さは経験してみないと分からない部分も多くあります。導入するまでは半信半疑で、手間やお金の負担が増えることを懸念する企業もあります。ですが、そこで一歩踏み出して、想像以上の成果を得ている企業がたくさんあるのも事実です。
例えば、学生を教えたことで社員が育ったという声も聞きます。結果的に、インターンシップが社内の人材育成、ひいては業績アップにもつながったケースもありました。
この他、インターンシップを通して若者を知ることで、新卒社員との向き合い方を考える機会にもなります。「大卒で採用してもなかなか定着しない…」とお困りの企業の方。インターンシップを練習の機会と捉えてみてはどうでしょうか。また、インターンシップがきっかけで採用まで至った場合には、お互いに理解を深めている分だけ、早期退職のリスクも減るでしょう。
さらに、インターンシップで学生に良い印象を持たせることができれば、宣伝効果も期待できます。口コミで評判が広がれば、次の出会いへとつながるチャンスも増えるのです。

目的に合わせて期間や方法を決める

インターンシップには、いろいろなやり方があります。比較的短期間で実施する、見学や体験中心の方法。あるいは、長期間にわたって学生にプロジェクトにとりくんでもらう方法。インターンシップで何を得たいのか、目的に合うやり方を選択してください。そして、方法を決めたら、どこで募集情報を発信するかを考えましょう。就職情報サイトを使うのか、自社のHPを使うのか、はたまた大学と連携するのか。来てほしい学生に届く媒体はどれなのか考慮することも大切です。

三重U・Iインターンシップ推進協議会について