みえの企業まるわかりNAVI

業種製造業(食料品・医薬品以外)
伊賀エリア名張市

株式会社紀和マシナリー

精密な機械部品を思い通りの形状・精度で効率よく加工する工作機械は、“機械を作る機械”いわゆる“マザーマシン”と呼ばれています。「紀和マシナリー」ではNC(数値制御)技術を使った「マシニングセンタ」の設計から完成品までの一貫生産を行っています。主な取引先である自動車パーツメーカーでは、多種多様な部品を加工するため、ニーズに合わせた個別の仕様での受注に適合させるなど、小回りを活かしたきめ細やかな対応が強みです。生産現場ではロボット技術の進歩などに伴い、省人化が進んでいる業界もありますが、工作機械の組み立ては、人の手による細かな調整を経て行う、非常に“職人的”な作業ですので、ロボットが簡単に取って代わることはできません。ものづくりを志している方にとって、安心して働ける企業です。

2020年3月6日現在



設計部 電気設計課
岩森 俊樹(平成27年度入社)

Q. 就職を決めた理由

大学では電気系を学んでおり、ものづくりの仕事に興味がありました。「ゼロから考えて作り出すこと」が好きだったので、この会社で自分が“コア”となって仕事ができる可能性に魅力を感じて就職を決めました。4年目になり、ひとつの機械の電気設計を任されるようになったので、責任と充実感を感じています。

Q. 仕事のやりがい

電気設計には「制御盤での電気系統の制御=ハード面」と、「機械や付帯装置に動きを教える=ソフト面」の設計があります。専門的には学んでおらず、最初はまったくわからない部分もありましたが、先輩に聞きながら機械の動きを見て、実際に自分で作ってみることで、初めて理解できました。自分で考えた制御回路で機械が思い描いた通りに動くことに達成感を感じます。

Q. これからの目標

技術者として「自分の考えを正しく反映させた機械の制御」を行えるようになりたいと思っています。まだ100%思い通りという域には至っていないため、もっと先を読んで作れるようになりたいですね。将来的には、どこの会社も手がけていないようなオリジナルな技術を生み出せたらと思っています。


総務部 総務課
岩永 徳人

Q. 自社の強みは何ですか(経営理念や社風)

昭和8年に工作機械の製造を開始して以来、長年にわたって業界で成長を続け、確固たる地位を築いている会社です。工作機械は耐用年数が長く、お客様とも長期間にわたるお付き合いとなり、企業としての信頼、信用が欠かせません。お客様と一緒に、ときには“苦労”もしながら得てきた経験、技術力が当社の強みです。

Q. 求める人物像は

ラインで流れるような製造現場ではありません。設計、製造現場、営業──それぞれの立場で一人ひとりの社員が自分なりに考え、能動的に仕事をしていくことで、結果を出していく。だからこそ、他社にない製品を生み出すことができます。自分のプラン、アイデアを突き詰めて考えることのできる人を望んでいます。

Q. これからの事業目標は

国内自動車加工部品メーカー様の個別ニーズへの対応で培った「特殊対応」の知識、経験を、標準機中心だった海外向け製品にも展開し、海外での競争力アップを目指しています。他社にない独自製品の開発にも力を入れ、入社してきた方に「夢」を感じてもらえる会社にしていきたいと考えています。

インターンシップ情報


対象:大学生、高校生

期間:高校生 数日〜1週間
   大学生 3週間程度

内容:高校生 座学・現場での軽作業
   大学生 本人の専門分野に近い内容の実務経験

会社基本情報

本社所在地:〒518-0752 三重県名張市蔵持町原出522-51
事業内容:工作機械の製造・販売
設立:1959年10月
資本金:3,200万円
従業員数:82名 (男性73名、女性9名、うち正規職員75名)
売上高:30億円
平均年齢:43歳
平均勤続年数:非公開
休日/休暇制度:年間休日数:112日(一斉有給休暇付:5日)
月間時間外労働時間(平均):約20時間
有給休暇年間取得日数(平均):13日
アクセス:近鉄大阪線名張駅より、車で約5分
採用窓口 TEL:0595-64-4758
採用実績:三重大学、近畿大学、大阪電気通信大学、名城大学、大阪産業大学、大阪学院大学、大阪工業大学 他
URL:http://www.kiwa-mc.co.jp
受賞歴等:

アメリカ、中国、タイで事業を展開。海外勤務希望者も大歓迎です

大きく変貌を遂げるアジア市場をカバーするべく、平成17年に中国で立形マシニングセンタの製造を開始。さらに、アメリカ、タイにもサービスの拠点を置きました。アメリカでNo.1規模の工作機械ディーラーと提携するなど積極的に海外展開を図った結果、現在は海外での需要が50%以上を占めています。それに伴い、海外駐在勤務や海外出張業務の重要性も増しており、意欲ある社員が海外を舞台に活躍する機会も広がっています。

北米最大級の工作機械見本市「IMTS」で新型マシニングセンタを出展

東京ビッグサイトで2年に1度開催されるアジア最大規模の工作機械見本市「JIMTOF」に毎回出展し、技術力をアピールしています。平成28年のJIMTOFでは、工作機械の中に溜まる切粉を処理する「回転ノズルシャワークーラント」を展示し、注目を浴びました。このような自社オリジナル製品の開発は今後の成長のカギを握っています。米シカゴで開催される北米最大級の工作機械見本市「IMTS」(通称シカゴショー)では、コラム移動型マシニングセンタと高速横形マシニングセンタの2台の新型機械を展示しました。
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