業種製造業(食料品・医薬品以外)
北勢エリア桑名市
大矢螺子工業株式会社
「ファスニング産業」──聞き慣れない言葉かもしれませんが、このページに目を留めた方であれば、ぜひ覚えておいてください。モノとモノを「締結する」ネジやボルト、ナットなどの「締結部品」を製造しているのが「ファスニング産業」です。ネジメーカーである「大矢螺子工業」はその一員として、世界最高水準の評価を受ける日本のものづくりを支えています。昭和22年の創業以来ネジ一筋で歩んできており、現在は主に日本有数のメーカーのサプライヤーとして自動車用精密ネジ部品を製造。ホンダ、トヨタ、スズキ、三菱などメーカー各社の自動車部品に使われています。ものづくりが続く限り、ネジの存在価値が失われることはありません。あなたもファスニング産業の一員として働いてみませんか。
品質管理部
邸 暁璐(テイ ギョウロ)
(平成26年度入社)
Q. 就職を決めた理由
中国・瀋陽の出身です。日本の自然や文化に憧れがあり、一度暮らしてみたいと思っていました。3年間、大矢螺子工業に研修生として働く機会を得ることができ、日本に来ました。最初は言葉の問題など不安もありましたが、同じ中国からの研修生の先輩社員も在籍していたので、自然と溶け込むことができました。
Q. 仕事のやりがい
最初はネジの選別検査を担当しました。1個ずつ自分の目でしっかりと見て、不具合がないかをチェックします。一つでも見逃してしまうといけないので気の抜けない作業ですが、一生懸命取り組んでいる姿を評価してもらい、嬉しかったです。今は「手転造」と呼ばれるネジ加工の業務にも携わり、ネジ作りの楽しさも味わっています。
Q. これからの目標
日本に来て3年近く、ネジ作りの専門的な仕事も担当させていただき、働くことの楽しさを知りました。仕事を覚えるほどに、もっと上手になりたいという意欲も湧いてきました。この経験を、帰国後も活かしていきたいと思います。
製造部
加藤 智哉
Q. 自社の強みは何ですか(経営理念や社風)
国内には大小合わせて3,000社のネジメーカーがあると言われています。様々な業界で新製品開発が進む中で、日々、新たなネジの需要が生まれます。大矢螺子工業は大手メーカーに負けない製品供給スピードと、大手には真似のできない小回りの利いた営業、製作活動で小ロットの供給にも対応し、業界での存在価値を高めています。
Q. 求める人物像は
ものづくりを支える職人一人ひとりに求められるのは、新たな技術を吸収する力。“打てば響く”ような柔軟な姿勢で仕事に臨んでほしいと思っています。今後、新たな需要に対応し、取引先を開拓していくうえで、製品データを蓄積し、分析・解析する技術力が従来にも増して必要になってきます。IT技術の活用に能力を発揮できる人材も歓迎します。
Q. これからの事業目標は
自動車業界は、ガソリン車からハイブリッド、EVへと移行を進めるなど大きな転換期を迎えています。弊社も蓄電池用ボルトの生産体制を強化し、需要拡大への対応をはかっています。さらに、今後は、現在の自動車用精密ネジ部品中心の供給体制を脱却し、製品のデータ解析力を充実させることで、新たな供給先の開拓に取り組んでいきます。
インターンシップ情報
対象:大学生、求職中の方
期間:約1週間
内容:製品の検査測定、CAD操作等
会社基本情報
本社所在地: | 〒453-0801 愛知県名古屋市中村区太閤5-20-10 |
主な県内事業所: | 〒511-0118 三重県桑名市多度町御衣野字金ヶ谷3639-1 |
事業内容: | 精密螺子付部品製造 |
設立: | 1950年 |
資本金: | 2,200万円 |
従業員数: | 25名 (男性17名、女性8名、うち正規職員23名) |
売上高: | 約6億円 |
平均年齢: | 38歳 |
平均勤続年数: | 15年 |
休日/休暇制度: | 年間休日数:120日
月間時間外労働時間(平均):20時間
有給休暇年間取得日数(平均):3~5日 |
アクセス: | 養老鉄道養老線下野代駅より、徒歩5~7分 |
採用窓口 TEL: | 0594-49-3831 |
採用実績: | 名城大学、大同工業大学 他 |
URL: | http://www.oyarashi.co.jp |
受賞歴等:
平成21年に新工場を建設。最新設備の環境で時代の変化に対応していきます
昭和22年、町工場として創業して以来、ネジ一筋。最初は自転車や織機の部品からスタートし、やがて2輪、そして自動車と、戦後の日本の産業の成長の歩みと歩調を合わせるようにして当社も成長してきました。平成21年、創業60周年を機に桑名市の「多度インダストリアルパーク」に新工場を建設。最新の設備が整った環境で、多種多彩なネジを高品質に安定供給する体制を整えました。ファスニング業界も産業構造の変化や技術の進化にいち早く対応して行く必要があります。大矢螺子工業はこれから「第2の創業期」を歩んでいきます。
それぞれの持ち場で職人魂を発揮し、働く楽しさを味わえる職場です
製造部門では材料や金型など様々な条件に合わせて試行錯誤を繰り返し、ものづくりの楽しさと大変さを味わいながら、最高品質のネジ作りに取り組んでいます。時代とともに扱う機械は変わっても、職人魂は不変です。品質管理部門では機械検査と目視検査の工程を経ながら、1本たりとも不具合を見逃さない徹底した検品体制で、ネジメーカーとしての信頼性確保に努めています。社員から口を揃えて出るのは、「自己責任で自由に働ける環境で、しっかり自分の仕事を果たせるようになれば楽しく働ける場所」という言葉です。