- 歴史や伝統がある
- 理系歓迎
- ワーク・ライフ・バランスに理解がある
業種製造業(食料品・医薬品以外)
伊勢志摩エリア伊勢市
有限会社上村工作所
当社はエンジン発電機、溶接機、および工作機械のモーターに使われる電機子(でんきし)と呼ばれる部品を加工する会社です。自動化の難しい巻線加工のほとんどが職人の手仕事です。
創業は1961年、現在の社長は3代目に当たります。就任した当時は職人の平均年齢が高く、いかにして技術を維持、継承するかが大きな課題でした。残業ありき、土曜出勤ありきの古い体質が残っていましたが、仕事の効率を上げるため労働環境を見直した結果、年間休日119日、月間時間外労働2時間という体制を実現させました。ワークライフバランスの改善に貢献しただけでなく、土日が確実に休めることにより、当社を志望する若い人も現れるなど嬉しい効果が上がっています。
採用面接では「ぜひ他の会社も見てください」とお伝えしています。他社と比べた上でなお「ここで働きたい」と選んでもらえる、魅力ある企業になりたいと考えています
2020年10月7日現在
製造部
向井 義臣(2016年度入社)
Q. 就職を決めた理由
それまで経験のなかった製造業に興味があり、ハローワークの資料に「アットホームな社風」とあったのが気に入って弊社を見学しました。最初は緊張していましたが、仕事の説明など社長が気さくに接してくれ、気が付くと雑談もできるくらいになりました。この雰囲気に好感が持てたので、弊社に決めました。
Q. 仕事のやりがい
コイルを繋ぐ結線、成形、紐縛りなどの作業を担当していますが、作る物は1つひとつが線の種類から本数、材質まで全て違うのでモーターについて理解していないと難しい作業です。自分なりにやりやすい方法を工夫してきれいに仕上がった時は嬉しいですし、作業をペースアップできると「やったな」という達成感があります。
Q. これからの目標
右も左も分からないところから始め、経験を積んで自分なりのマニュアルを作成して仕事を覚えてきました。その経験を活かし、今後も間違いのないよう日々の作業を着実にこなしたいです。周囲と協力しないと、工場の仕事はこなせないので、ものづくりが好きな若者が入社したらしっかりとコミュニケーションをとって働きたいですね。
代表取締役
上村 守
Q. 自社の強みは何ですか(経営理念や社風)
弊社が最も大切にしているのは仕事における「誠実さ」です。その上で近江商人の売り手よし・買い手よし・世間よしの「三方よし」の精神をもって社員にも取引先にも地域にも誠実で信頼される会社をめざしていることです。近所の人が「ここで働きたい」と集まる会社、地域に溶け込む努力を続ける会社です。
Q. 求める人物像は
ものづくりにこだわり、技術を身に付けた「現代の職人」になりたい人です。いい物を作りたいという熱意があり、自分の技術を進んで共有できるプライドを持つのが現代の職人です。製造業のため理系の人は歓迎しますが、ものづくりに興味があるなら理系でなくても大丈夫です。女性にもどんどん入ってきてほしいです。
Q. これからの事業目標は
1つの作業を習得したら別の作業に移動し、最終的には1人で最初から最後の作業までを完結できる「多能工化」をめざします。その高い技術を武器に巻線加工業者としての地位を確立したいと考えています。習得した技術に応じて給与をアップし、安心して働ける環境づくりを進めて「ここで働けて良かった」と思ってもらえる魅力ある企業をめざしています。
インターンシップ情報
現在は受入していません
会社基本情報
本社所在地: | 〒519-0607 三重県伊勢市二見町西235-1 |
事業内容: | 電気機械器具製造業 |
設立: | 1961年 |
資本金: | 1,000万円 |
従業員数: | 23名 (男性16名、女性7名、うち正規社員14名)(2020年8月20日現在) |
売上高: | 1億1,700万円(2019年度) |
平均年齢: | 56.6歳 |
平均勤続年数: | 13.2年 |
休日/休暇制度: | 年間休日数:119日
月間時間外労働時間(平均):2時間
有給休暇年間取得日数(平均):5日 |
アクセス: | JR参宮線二見浦駅より、徒歩20分 |
採用窓口 TEL: | 0596-43-3098 |
採用実績: | 鳥羽高校、久居農林高校、度会高校(現:南伊勢高校)、日生学園高校、松阪商業高校、松阪工業高校 他 |
URL: | https://uemuraks.com/ |
受賞歴等:
ほぼ全てが職人の手づくり。技術の継承も始まっています
ものづくりの現場では自動化が進んでいますが、当社が得意とする仕事は機械ではできません。取引先から「上村工作所をあてにしているので、ぜひ継承してほしい」と言われる貴重な技術です。当社はベテラン職人を社内講師として勉強会を開催し、さらに職人技はマニュアル化して次に伝える取り組みを続けています。新入社員には先輩社員が仕事を教え、先輩は教えることで自分に不足する部分を発見し、またベテラン社員に聞きに行くという教育の循環が生まれています。
女性も男性も働きやすい職場環境をめざします
同作業同一賃金の考えから、性別による賃金の違いはないと当社は考えます。製造業をめざす女性にもっと活躍してもらえるよう、次々と工場内の職場環境を改善しています。まだまだ改善の余地はありますが、明るく広い休憩室、きれいと好評の女子トイレ、お茶当番の廃止などを実現しました。いずれは設備を集約し、工場内に空調を入れたいと計画しています。女性が働きやすければ男性にも働きやすい職場となるはずです。産休・育休を取ったあともずっと一生働いてもらえるよう、改善を続けます。