みえの企業まるわかりNAVI

業種農林水産業
北勢エリア四日市市

有限会社萩村製茶

当社は抹茶の原料となる「てん茶」を主力に、かぶせ茶、モガ茶、ギャバロン茶、和紅茶などを生産しています。現在製品ベースで年間370トンを生産しており、荒茶生産量や規模においては全国屈指かつ、県内一と自負しています。てん茶の栽培を始めたのも三重県では当社が最初です。生葉(なまは)から袋詰め・ティーバッグ詰めまで社内で一貫して生産できる体制があり、手づくりの抹茶スイーツを味わえる直売店も運営しています。
近年世界的にも日本のお茶は注目されています。当社の抹茶、かぶせ茶は2016年の伊勢志摩サミットにおいてご使用いただき、2019年には「三重ブランド」にも認定されました。古くからのお茶どころ、四日市市水沢地区で、社員一同心を込めて世界に通じるお茶を作っています。

2020年9月28日現在



農園部
小林 郁美(2015年度入社)

Q. 就職を決めた理由

父が家庭菜園をやっていたので、小さい頃から農業に興味があり、高校では自然環境コースを選びました。苦労して作った野菜を収穫する喜びを体験する中で、作った野菜で多くの人に喜んでもらいたいと思うようになり、農業を仕事にしたいと考えました。学校では学んだことがないお茶の栽培に魅力を感じ、弊社に就職を決めました。

Q. 仕事のやりがい

収穫に使うトラックの運転など、任される仕事が増え、頼りにしてもらえることがやりがいに繋がっています。植えたお茶は収穫できるまでに何年もかかり、収穫以外にも草取りやネット掛けなど、一年中たくさんの世話が必要です。それだけに、皆で力を合わせて収穫した生葉が製品になる時は嬉しいです。

Q. これからの目標

気候によって毎年お茶の出来栄えは変わりますし、品種によって味も違います。まだまだ学ぶことがあると感じているので、上司に教わったり自分で勉強したりして、もっとたくさんの人により味の良いお茶をお届けできるようになりたいです。のびのび働ける屋外の仕事が楽しくて好きなので、これからも農園で頑張りたいですね。


取締役
萩村 浩史

Q. 自社の強みは何ですか(経営理念や社風)

経営理念「おいしいお茶をつくって、お届けする」のもと、ASIA GAP(JGAP)をいち早く取得、てん茶のパイオニアとしてお客様に喜んでもらえるお茶作りに励んでいます。また弊社が位置する水沢地区には、心優しく他人を思いやる、穏やかな田舎ならではの人の良さがあります。その風土を大切にしていることも強みです。

Q. 求める人物像は

明るく笑顔で、挨拶がきちんとでき、他の人を思いやれる人です。これは仕事をする上での基本であり、とても大切なことです。また弊社が求めるのは単に目の前の作業をこなすだけの人材ではありません。当事者意識を持って積極的に改良、改善しながら周囲のみんなと一緒になって働ける人が理想です。

Q. これからの事業目標は

世界から必要とされる製茶会社をめざします。すでに三重県と共に「伊勢茶輸出プロジェクト」を設立し、旅行会社HISのフードプロジェクトに採用されていますが需要の発掘はまだまだこれからです。海外でも「MATCHA」は注目されており、国内でもお茶は健康に有効だと見直されている今、食材としての抹茶には将来性と成長性があると期待しています。

インターンシップ情報


対象:大学生、専門学校生、短大生、高校生
期間:応相談
体験内容:会社説明、業務体験

会社基本情報

本社所在地:〒512-1105 三重県四日市市水沢町3285
事業内容:農業(お茶の生産、加工、販売)
設立:1982年
資本金:300万円
従業員数:26名 (男性16名、女性10名、うち正規社員10名)(2020年9月15日現在)
売上高:6億2,000万円(2019年度)
平均年齢:45歳
平均勤続年数:10年
休日/休暇制度:年間休日数:108日
月間時間外労働時間(平均):10時間
有給休暇年間取得日数(平均):10日
アクセス:近鉄湯山線桜駅より、車で15分
採用窓口 TEL:059-329-2204
採用実績:帝京科学大学、大阪工業大学、阪南大学、大阪総合デザイン専門学校、朝明高校、高田高校、津高等技術学校 他
URL:http://hagimura.jp/
受賞歴等:
第71関西茶業品評会(かぶせ茶)農林水産大臣賞1等賞(2018年度)
第44回伊勢茶品評会(普通煎茶)農林水産大臣賞1等賞(2019年度)

直売店で自慢のお茶とスイーツをお出ししています

菰野町のショッピングセンターに直売店「きらら」を出店しています。当社の種類豊富なお茶を販売する一方、手づくりの抹茶スイーツとお茶を味わえる喫茶コーナーと茶室を設けました。特に抹茶ソフトクリームは自信作。地元の牛乳と当社の高級抹茶を使用し、鮮やかな色も味も「うちに勝るものはない」と胸を張れる逸品です。直売店はお客様から直接感想を聞ける貴重な場所であり、農園スタッフも時々顔を出して勉強しています。

仕事も遊びもいつでも一緒、絆を大切にしています

農繁期が終わると、「お疲れさま」の気持ちを込めて写真のように打ち上げのバーベキュー大会をするのが恒例になっています。社員とベトナムの技能実習生たちに加えて近所のお茶農家さんも参加して和気あいあいと楽しみます。また週に1度はいろいろなお茶を試飲したり、茶道教室をやったりと勉強をしています。自社バスで出かける農閑期の研修旅行は社長も含め大勢が参加します。
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