業種製造業(食料品・医薬品)
北勢エリアいなべ市
有限会社藤原ファーム
当社は1996年、いなべ市藤原町に設立し、稲作を中心とした農業を行う特定農業法人です。自分たちで作ったお米を使ってお菓子を作り、直営店「えぼし」やインターネットで販売しています。
一番の人気商品である草餅は、米粉をこねて作るのではなく、100%もち米を搗(つ)いて作った生地に香り高いヨモギを混ぜ込みました。「この草餅でないと」と、遠くから通ってくれるファンも多く、同じ物はどこも作れないと胸を張れる商品です。
小さな企業ですから、社長と社員の距離は近いです。社長は毎年社員旅行に一緒に出かけますし、社員と共にかき餅づくりを続けています。「成せば成る」の精神で、全くの素人から農業を始め、加工品の販売を通じて雇用を創出し、経営の安定化をめざしてきました。自然豊かな農村を守り、安心・安全な生産に努め、社会に貢献してまいります。
2020年11月5日現在
加工部
生田 美知子(1996年度入社)
Q. 就職を決めた理由
最初は弊社の前身の縫製工場で働いていました。縫製をやめて新たに農業と和菓子作りの会社として弊社が設立した時、もともと自宅用に餠や草餅を作った経験があったので、業種が変わっても仕事を続けることに全く抵抗はありませんでした。むしろ「和菓子が売れなかったら残った布で何か作って売ればいいね」と気楽に取り組むことができました。
Q. 仕事のやりがい
草餅を売り始めた当初は驚くほどの売り上げがあり、「この仕事をやってよかった」と、とても嬉しくなりました。東北の大震災やコロナウイルスの影響で販売の波があり、その時々に合った商品作りや販売戦略を考えるのは大変ですが、仕事があるのは幸せだと感じていますし、毎日が楽しいです。
Q. これからの目標
もっと新しい商品を開発したいです。1つは通信販売で全国に売るお菓子で、これは保存性がないといけません。次には地元にある季節の果物などの食材を活かしたお菓子で、味だけでなく見栄えにもこだわった他にないものにしたいです。さらに焼き菓子の種類も増やしたいと思っているので、発想の豊かな若い人が入ってくれたら一緒に開発したいですね。
代表取締役
近藤 正治
Q. 自社の強みは何ですか(経営理念や社風)
企業として農業で利益を上げ続けるのが難しい時代だからこそ、自分たちで作った農作物から独自の商品を加工、販売して付加価値を生み出していることです。また、農業の会社ですが年間休日は96日、時間外労働も時期により変動しますが農閑期はほぼゼロと安心して働ける環境になっています。
Q. 求める人物像は
真面目に努力して、前向きに働く姿勢のある人です。言われたことだけをやる仕事は辛いものですが、自分から積極的に行動できればきっと楽しいからです。また地元には米や麦、季節の果物など良い食材がたくさんありますので、この食材を活かせる新鮮なアイデアがどんどん出せる人に来てほしいです。
Q. これからの事業目標は
加工品の開発と販売に力を入れて、さらに売り上げを伸ばしたいと考えています。特に通信販売では「里山のおかき」を本格的に拡販したいと考えているので、現在の場所とは別にかき餠用の加工工場を新設したいと計画しています。
インターンシップ情報
対象:大学生
期間:1カ月程度
体験内容:会社説明・農業体験・加工場体験
会社基本情報
本社所在地: | 〒511-0521 三重県いなべ市藤原町古田1162 |
事業内容: | 農業 食品加工販売(菓子製造販売) |
設立: | 1996年 |
資本金: | 1,000万円 |
従業員数: | 6名 (男性3名、女性3名、うち正規社員5名)(2020年9月1日現在) |
売上高: | 4,300万円(2019年度) |
平均年齢: | 56歳 |
平均勤続年数: | 8.3年 |
休日/休暇制度: | 年間休日数:96日
月間時間外労働時間(平均):10時間
有給休暇年間取得日数(平均):10日 |
アクセス: | 三岐鉄道 阿下喜駅下車、福祉バスにて古田停バス停より、徒歩1分 |
採用窓口 TEL: | 0594-46-2144 |
採用実績: | 岐阜市立女子短期大学、名古屋工学院専門学校 、いなべ総合学園高校 他 |
URL: | http://www.fujiwarafarm.jp/ |
受賞歴等:
グリーンツーリズム大賞2004(2005年度)
地域資源活用“お見事”企業グランプリ(最優秀賞)(2012年度)
お米の食べ比べセットを作りました
当社のブランド「じいじの田んぼから」の新製品、お米の食べ比べセットを販売します。写真はコシヒカリですが、その他ミルキークイーン、龍の瞳などの品種も予定しています。当社のある藤原町古田地区は、三重県・岐阜県・滋賀県の県境にあり、三国ヶ岳から湧き出す水と昼夜の寒暖差が生み出す甘みのあるお米が特徴です。1キログラムが3パック入りと少量なので売りやすく、安心安全なこだわりのお米を食べ比べていただきたいと思います。高単価の見込める首都圏で売りだそうと準備中です。
自慢の「里山のおかき」をグレードアップします
当社自慢の「里山のおかき」は、最高級の羽二重餠にヨモギ・シソ・ノリ・ゴマ・カヤ・ニッキを加え、昔ながらの製法で作ったかき餠です。写真は現在の商品で通信販売を中心に人気があります。まず箱を現在のかわいいデザインから高級感あるものに変え、中身の個包装も透明の袋から「じいじの田んぼから」のロゴ入りに変えて贈答用に使っていただける商品を作りたいと思っています。健康に良い天然の素材だけを使い、丹精込めて栽培したもち米から作った自慢の米菓です。