みえの企業まるわかりNAVI

業種製造業(食料品・医薬品)
中南勢エリア津市

下津醤油株式会社

当社は1856年の創業より165年以上にわたり国産の丸大豆や小麦などの厳選された原料からこだわりの醤油、各種調味液・たれの製造を行っています。食品製造業向けの業務用オリジナルの製品作りに多く携わっているのが特徴で、これまでに製造した調味液やたれのレシピは200種類にも及びます。調味液やたれは、味の黒子的存在であり、直接消費者の目に触れることは少ないのですが、当社の調味液を使って製造されたさまざまな商品が多くの量販店で販売されています。
家庭用ではだし醤油やさしみ溜まりに加え、卵かけご飯専用醤油、焼き肉のたれ、煮魚のたれ、和風ドレッシングなども製造しています。これからも先人達が築いてきた伝統の味を重んじながら、本物のおいしさを追求してまいります。

2021年11月9日現在



品質管理開発部
野上 大成(2019年度入社)

Q. 就職を決めた理由

もともと食に興味があり、父が弊社で働いていたこともあり、全国醤油品評会で数々の賞を受賞したことや新しい商品の開発などの話を聞いていました。自分も同じ仕事がしたいという憧れがあり、入社試験を受けました。社長の温かい人柄や社員一人ひとりの繋がりが強い社風、地域に根付いた醤油を作っていることに魅力を感じて就職を決めました。

Q. 仕事のやりがい

原料の処理やもろみの管理をしています。醤油作りの土台となる作業なのでミスがあると会社全体に損害を与えることになります。それだけに責任感をもって仕事をしています。旨みや塩分などの条件をクリアした良い醤油ができることにやりがいを感じています。買ってくれるのは地元の人が多いので、顔見知りの人が買いに来てくれると嬉しいですね。

Q. これからの目標

今後は開発業務に携わりたいと考えています。社内会議では製造に対する知識がまだまだ足りないと感じることが多いので、もっと知識を付けたいと思います。お客様からの「こんなものを作ってほしい」という声にお応えできるようになるのが目標です。弊社にはいろいろな商品がありますが、まずは「たれ」の新商品を開発したいです。


代表取締役社長
下津 浩嗣

Q. 自社の強みは何ですか(経営理念や社風)

弊社は歴史ある津市の一身田にて1856年の創業から地域のお客様に親しまれ信頼を築いてきました。経営理念として「企業規模のみを追わず、健全経営により社会に信頼され、存在感のあるキラリと輝く企業をめざす」を掲げており、規模の拡大を目標とせず、地域に根差して地道にコツコツと挑戦と改善を積み重ねた歴史を持っていることが強みです。

Q. 求める人物像は

弊社は人との輪を特に大切にしている企業です。周囲の人への気遣いができ、人の話を聞くことのできる素直さのある人を求めています。また、聞くだけでなく素直な意見が言えることも大切なので、発言しやすい環境作りをしています。飛び抜けた能力がなくても持ち場で精一杯頑張る人であれば、周囲から必ず認めてもらえます。

Q. これからの事業目標は

食品業界は原材料の高騰や消費の低迷が続く中、ますます厳しくなることが予想されています。その中で主な顧客である地元の中小企業から「下津醤油に任せれば、安心できるものを作ってくれる」と言われる食品会社であり続けられるよう今後も改善を積み重ねて安定経営をめざします。この姿勢は家庭用の商品作りにおいても変わりません。

インターンシップ情報


現在は受入していません

会社基本情報

本社所在地:〒514-0114 三重県津市一身田町362
事業内容:醤油・調味液の製造販売
設立:1918年
資本金:1,000万円
従業員数:20名 (男性11名、女性9名、うち正規社員16名)(2021年9月20日現在)
売上高:4億6,197万円(2020年度)
平均年齢:44.7歳
平均勤続年数:16.1年
休日/休暇制度:年間休日数:105日
月間時間外労働時間(平均):1~2時間
有給休暇年間取得日数(平均):14.6日
アクセス:近鉄名古屋線 高田本山駅より、徒歩約10分
採用窓口 TEL:059-232-2121
採用実績:三重大学、三重短期大学、津工業高校、久居農林高校、鳥羽高校、久居高校 他
URL:https://www.kyu-boshi.com
受賞歴等:
全国醤油品評会農林水産大臣賞(2019年度)
全国醤油品評会農林水産大臣賞(2018年度)

地域で愛され165年以上、自慢の醤油があります

当社が昔から作り続けている「特級醤油利兵衛」は全国醤油品評会において何度も受賞している自慢の商品です。中でも2018年・2019年には、約300点の応募の中から3次の審査を経て上位2%にしか与えられない農林水産大臣賞を連続して受賞しました。「利兵衛」は創業者から続く当主の名前です。12代利兵衛は北大路魯山人や川喜田久太夫とも接点のあった茶人であり、伊勢銀行が破綻した際には私財をなげうって預金者を保護した気骨ある事業家として名を残しています。

直売所と出前授業で地域に貢献しています

2020年10月に直売所を工場前に移転し、当社の各種商品はもちろん地元のお米と自家製たれを使った「利兵衛だんご」や「伊勢芋かりんとう」などを販売しています。また年に2回「工場感謝祭」として地域の皆さまにお値打ちに商品を提供しています。毎年楽しみにしているリピーターの方々のため、検温や消毒などの対策を徹底してコロナ禍でも開催しました。また地元の小学校へ社長が「醤油博士」として出前授業を行ったり、工場見学の受け入れも積極的に行っています。
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