業種農林水産業
中南勢エリア多気町
株式会社ポモナファーム
当社は、農業技術ベンチャーCultivera LLCの特許栽培技術「Moisculture」を用いて、特殊な繊維層に染み込んだ水分を気化させた空間の中で野菜を育てるという、今までの土耕栽培や水耕栽培に代わる新しい栽培法を実践しています。
土壌を使わず、栽培に必要な水分量を1/10に抑えるという超省資源型の栽培は気候変動によって発生する食の危機に対する1つの解決法になると考えています。超省資源型の農業は野菜が生きようとする力を引き出し機能性(栄養価)の高い野菜を栽培することができる上に、栽培に必要な肥料やコストを大幅に削減することが可能になります。
現在、トマトとマイクロリーフ(ベビーリーフよりさらに小さい、飾りつけなどに使われる野菜)をメインとして、唐辛子も栽培しています。多気町から世界へ美味しい革命を起こすべく、各地から人が集まり、日々農業と向き合っています。
2021年12月28日現在
循環型農業推進部
マイクロリーフ生産部長
中山 美流(2018年度入社)
Q. 就職を決めた理由
多気町全体で循環型農業の実現に取り組んでおり、高校3年間はバイオマスの研究に取り組んでいました。そんな中、弊社代表の講演を聞く機会があり、新しいチャレンジをする企業が地元にあることを知りました。この会社が、私の夢を叶える絶好の場所だと感じたので就職を決めました。
Q. 仕事のやりがい
マイクロリーフの種を蒔いて発芽させるところから収穫して発送するまですべて自分で担当できるところです。お客様のシェフから「味が濃い」「いつまでも新鮮」と言ってもらえると弊社の野菜の魅力が伝わっていると実感できて嬉しいです。自分が作ったマイクロリーフがレストランできれいに盛り付けられ、お客様が喜んでいただけることにやりがいを感じます。
Q. これからの目標
より多くのお客様に食べていただき、そのおいしさに驚き幸せな気持ちになっていただくように日々の仕事を頑張りたいです。生産量を増やし、県内、近畿、関西圏を中心に多くのシェフの方に使っていただける野菜づくりをめざしています。
取締役 農場長
杉村 圭亮
Q. 自社の強みは何ですか(経営理念や社風)
常に変化し、常に挑戦できる企業であり、それを支える技術と行動ができる人材が揃っていることが弊社の強みです。経営理念は「地域と人々の根となり、美味しい革命を実らせよう。」です。今後は地球温暖化の影響で農業には厳しい時代が来ると予想されていますが、地域に豊かさをもたらす根となるよう、常に考え方を変化させ食を支える挑戦を行っています。
Q. 求める人物像は
誠実、勤勉、知性、GRIT(やり切る力)の4つを兼ね備えている人です。農業に対する信念や意志を重視します。農業は夏暑くて冬は寒い仕事です。そんな環境でも楽しめる、やり切れる力を持っていることが大切だと考えています。農業系の学校を出ていない先輩もたくさんいますので、専門知識がなくても心配ありません。
Q. これからの事業目標は
令和は農家にとって最悪の時代の幕開けと言われる中、弊社はあえて農業を選びました。淡路、鹿児島、松阪をはじめ、カリフォルニア、カンボジア、ハワイなど国内外20カ所のパートナーファームを展開し、グローバルな視点で農業という世界を捉えています。弊社の成長が農業界の希望になると信じています。現在「海水農業」と「太陽光エネルギー」を使った新しい施設を志摩市に建設しており、クラウドファンディングで支援を募っています。
インターンシップ情報
対象:大学生、専門学校生、短大生、高校生(学生でなくても可です)
期間:2週間程度〜1カ月程度
体験内容:農業に関わるあらゆる作業(栽培~販売~運営)
会社基本情報
本社所在地: | 〒519-2211 三重県多気郡多気町丹生6096 |
事業内容: | 農作物の生産、販売 |
設立: | 2017年 |
資本金: | 990万円 |
従業員数: | 15名 (男性6名、女性9名、うち正規社員2名)(2021年12月7日現在) |
売上高: | 4,000万円(2020年度) |
平均年齢: | 35歳 |
平均勤続年数: | 3年 |
休日/休暇制度: | 年間休日数:78日
月間時間外労働時間(平均):0時間
有給休暇年間取得日数(平均):20日 |
アクセス: | JR紀勢本線松阪駅より車で30分、JR紀勢本線多気駅から車で20分 |
採用窓口 TEL: | 080-4848-6685 |
採用実績: | 早稲田大学、神戸大学、東京農業大学、名古屋モード学園 、相可高校 他 |
URL: | https://pomonafarm.jp |
受賞歴等:
混ざりあって強くなる多種多様な人材がいます
農業はお互いの協力なしには成り立ちません。当社には20代から70代の社員が在籍し、障がい者、子育て中のお母さん、海外出身者も含めて多種多様な人材が一緒に働いています。近くに住んでいる社員が多いので、自宅の畑で採れた野菜を持ってきてくれたり、仕事以外のことも手伝いあったりと交流しています。高齢化が進む農業界ですが、当社にはバランスよく各年代の人材が揃っています。人生の大先輩からは生活の知恵を教わり、若い社員は孫のようにかわいがられています。
農業が好きになる勉強会を開催しています
週に1度、土曜日に植物生理学を学ぶ勉強会を開催しています。社員が講師となって「栽培技術」「温度と湿度」「病害虫」「トマトの成長」などのテーマで、社員も研修生も参加しています。内容は仕事に直結する実用的なものばかりで、午前中に学べば午後の仕事にすぐ活かせると喜ばれています。教えることは自分の理解力の向上にもつながるので講師になれる社員をもっと増やし、今後も継続したいと思っています。