業種医療・福祉業
北勢エリア鈴鹿市
社会福祉法人 和順会
「知的障がいのある方々も地域であたりまえに暮らせるよう支援したい」という強い思いから、昭和37年に設立されました。知的障がいのある人たちの思い、障がい福祉を取り巻く情勢、理念、地域の期待などを事業運営に取り込み、支援の質の向上と利用者一人ひとりの暮らしの豊かさを求めた事業を目指しています。職場の特色は「自ら考え行動すること」。この思想に基づき、すべての職員が能力を発揮し、自己の成長と仕事のやりがいを見出しています。若手・ベテラン・役職に関係なく、すべての職員が一丸となって、新たな時代に対応した福祉を追及し続けています。
2019年10月28日現在
放課後デイサービス「わっか」指導員
沢田 梨沙(平成23年度入社)
Q. 就職を決めた理由
私の身近に障がいのある人がいます。そのまわりにはいろんな問題があります。その問題は個人では解決できない、地域や社会で取り組まなければならないことがたくさんあります。間近にそれを見てきた私は、遠い世界のことではなく、本当に身近にある問題だと思い、専門大学への進学を希望し、卒業後、今の職場に就職しました。
Q. 仕事のやりがい
障がい児をもつ家庭は、精神的肉体的な苦労を抱えています。私は少しでもそこから解放できるよう、保護者の皆さんとできるだけ話し合う時間をつくっています。お母さんたちよりも年齢が下で人生経験も浅い私ですが、頼りにしていますという目で見てもらえると、大変でも頑張ろうという気持ちになります。
Q. これからの目標
理事長のお話の中によく出てくる一節が私の仕事の原点になっています。それは「現場を見る」ということ。理論だけでは解決できない、現場に出て体験してはじめて何が問題で、何が大切かが分かるということです。窓越しで見ていても解決しない、自ら現場に出て子どもたちとふれあう、その教えをこれからも続けたいです。
理事長 近藤 忠彦
Q. 自社の強みは何ですか(経営理念や社風)
鈴鹿・亀山地域にも民間やNPO法人の施設が増え、障がい者の受け入れが進んでいるようです。それでも重度の障がい者となると受け入れる施設はぐっと絞られてきます。当事業所はそうした中の一つで軽度重度に関わらず門戸をひらいています。職員の数も毎年のように採用し、体制を整えています。
Q. 求める人物像は
私たちの仕事は「対人間」です。人と関わりたい、人に接したい、まずそういう気持ちのある方が大前提です。また、志を持って就職しても、実際の仕事につくとギャップを感じる方もいます。一概には言えませんが、大学で福祉を専攻された方、実習やボランティア経験された方のほうがいいのかもしれません。
Q. これからの事業目標は
これからの問題は、障がい児が成長すると同時に、その親も歳をとり高齢になることです。軽度の障がい者なら社会の受け入れも考えられますが、重度の障がい者の場合、親の高齢化の問題も併せて取り組まなければなりません。私たちには、子どもたちの今を見守るだけでなく、将来にわたって援助できるようにすることが課せられています。
インターンシップ情報
対象:不問
期間:希望者の都合に合わせ調整可
内容:障がい者支援業務の体験(利用者への生活支援、余暇支援、作業支援 等)、若手職員との座談会 等
会社基本情報
本社所在地: | 〒513-0018 三重県鈴鹿市上田町1284 |
事業内容: | 知的障がい児者に対する生活・作業・余暇・就労等への援助及びサポート、障がい者支援施設等の運営 |
設立: | 1962年5月 |
資本金: | 非公開 |
従業員数: | 128名(男性41名、女性87名、うち正規職員74名) |
売上高: | 非公開 |
平均年齢: | 47.9歳 |
平均勤続年数: | 10.4年 |
休日/休暇制度: | 年間休日数:97日
月間時間外労働時間(平均):4時間
有給休暇年間取得日数(平均):10.4日 |
アクセス: | JR関西本線加佐登駅より、徒歩約15分 |
採用窓口 TEL: | 事務部 労務担当 篠原直志 059-374-3333 |
採用実績: | 日本福祉大学、同朋大学、花園大学、皇學館大学、鈴鹿医療科学大学、三重短期大学、鈴鹿大学短期大学部、高田短期大学 等 |
URL: | http://www.wajunkai.jp/ |
受賞歴等:
若者応援宣言企業(平成27年度・平成28年度・平成29年度)
地域に開かれた事業所づくりを目指して。
隔離しない、孤立しない、地域との交流を広げたオープンなカタチが当事業所の理想です。そのため毎年、地域の人もどしどし参加していただける夏祭りをはじめ、楽しいイベントを開催しています。花火も打ちあがる夏祭りでは400~500人が当事業所中庭に集まり、夜店も出店して、楽しいひとときが演じられます。また、こうしたイベントのほかに、外部講師などを招いての保護者研修会等も実施、ひざを交え、思いを伝える場になっています。
誰でも手を上げ、意見が言える職場です。
会社では、社長命令、社長決裁がないと決まらないというケースが往々にしてあります。当事業所は、もちろん理事長がトップのリーダーシップを発揮する場面はありますが、必ずしもトップダウンばかりではなく、職員からのボトムアップで事が決まることも少なくありません。トップ自体がそういう考えですから、職員同士の関係も上下をつくらず、なんでも話せる、何でも耳を傾ける、働きやすい環境が出来上がっています。